ジャパンカップ③~デアリングタクト~

臨戦過程、斤量53kg、3強の中で条件が一番良いのがデアリングタクトである。

ジャパンカップと3歳牝馬の相性はとても良い。

最近でパッと思い付くのは、カレンブーケドール2着、アーモンドアイ1着、ジェンティルドンナ1着、デニムアンドルビー2着。

3冠馬2頭は勝っている。しかも、アーモンドアイは世界レコード、ジェンティルドンナオルフェーヴルを負かしての1着だ。

カレンやデニムはG1ホースでは無い。むしろG1じゃ一枚足りない印象の2頭。それが馬券に絡むんだから斤量の恩恵は大きいと感じる。

デアリングタクトの不安要素はいわゆる世代レベルの低さである。

エリザベス女王杯で3歳の最先着は4着。あとは掲示板の外と明らかな力不足。

他のレースでも桜花賞オークスの上位組がほとんど勝てていない。スマイルカナが50kgの斤量でオープンを勝ったくらいだろうか。

仮に世代レベルが低いとしてもデアリングタクト自身が強ければ問題は無いが、物差し無しで強さの比較は難しい。

まぁ、多少力が足りていないにしても斤量では明らかに有利。直線で一瞬行き場を失っても勝ちきったオークスと同じコースであるし、力を信じて頭で勝負も面白いかもしれない。